新語

徹夜明けながらも、流石に4週連続でのスルーは色々拙かろうと胡乱な頭で講義に出たんですが、勿論内容なんぞまともに聴く心算は更々無く。ただいま俺のシャンバラ、20時間越しの御帰還ですとばかりに出席カードだけ書いて早々に机に突っ伏した訳です。そしたら教授が何やら妙な事を言い始めまして。
「…と言うように、人間の類型と言うのは古くから様々なタイプに分けられてきたんですね。ホラ、最近でもあるでしょう、なんか恋愛のタイプが云々みたいなの」
あー草食系と肉食系ね。命名したのは深がつく人、人を深く見てるっぽいから。ついでにバンジョーは貴く、婚活は人生のヤマだ。よしQMA的復習終わり。お休み。と再び意識のフェードアウトを試みる俺。そしてそんなカスには目もくれず、そのまま喋り続ける教授。「何だっけ、えーと…あぁそうだ。」
「肉食人類。」
はい、一瞬で目が醒めました。8割が寝るか内職してる講義にも関わらず一斉に反応してたしなぁ。あの時の教室の空気を俺は暫く忘れない。ちなみにその講義の間教授はずっと肉食人類と言い続けておりました。行動学と人類学のリンクを可能にする素晴らしい言葉だと思います。まる。
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そんなわけで眠気は吹っ飛び、途中ゲーセン寄って、更に帰った後に予想外の作業もあったので、結局寝たのは活動時間が30時間を回った辺りでしたとさ。一度どれだけ眠らずにいられるかってのを社会人になる前に試してみたい気もする。合言葉は死んでいく脳細胞、プライスレス。