イタリー(β版)

書く書く詐欺も大概にせんとなぁ、て事でとりあえず書けてるとこまで上げときます。
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というわけで、イタリアに一週間ほどエクソダスしてました。やっぱ凄いね、当り前だけど何もかもが日本と違う。とりあえず雑感としては「メシ旨い」「イタリア人トマト大好き過ぎ」「イタリア人適当過ぎ*1」「でも基本的に優しい」「車は体で止める物」「水を露店で買ったら負け」「英語は全く共通語ではない」「電車が20分遅れても泣かない」「剰え、予約した車輌が無くても泣かない」くらいになるでしょうか。大きなトラブルは無かったような、もう何か全てがトラブルだったような。
以下、各都市について。
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○ローマ激走篇
ダヴィンチ空港到着は現地時間で19時くらい。何か着いてもまだイタリアって実感沸きませんでした。いや、遺跡とか何も見えないし、空港近郊にはひたすら空き地が広がっていたので。「ここ栃木じゃね?」「いや、ワンチャンス群馬の可能性もある」「空港あったから千葉だろ」等と全てに失礼な会話を繰り返す頭の悪い7人組。そんなアホ*7にも、町に近付くにつれて徐々に見えてくる史跡群が、漸くここがイタリアだと理解させてくれました。右車線の時点で日本じゃない事くらいは分かれというお話ですが。ちなみにその日のMVP発言→「コロッセオって手作りだよな?」
んで翌日。初っ端は「まぁ先ずコレだろ」と全員一致で挙げられたサン・ピエトロ大聖堂へ。通勤ラッシュとモロに被るってことで、地下鉄の時間に10分ほど余裕をもって行動したのにその余裕が自販機から券買うだけで全部吹っ飛んだり、にも拘らず10分電車が遅れたので結局イーブンだったりと色々ありながらも何とかバチカン入国。入国にパスポートとか要らないのねあそこ。隙間に余さずハトが住み着いてる*2石垣を回り込んで、オベリスクの聳り立つ広場を抜け、サン・ピエトロ大聖堂着。何て言うんでしょうか。「荘厳」という形容はまさにこういう物に使われるんだろうな、と思いました。決して手を抜く事無く、細部に至るまでどこまでも意匠が凝らされた天井やら彫刻やら。時間が許すなら何時まででも見ていたい感覚に囚われました。あんなに写メ撮ったの学芸大学以来*3ですよホント。もう待受画像には一生困りませんね。
続いてはバチカン宮殿の美術館へ。流石に全部回ったら時間を大量に喰われるので、いくつかに絞って見て回りました。結局ルーティングをミスってて二周する羽目になったけどな!トロンプ・ルイユと呼ぶんでしたっけ?陰影やら立体感までを筆で再現した壁画があらゆる所を覆っており、彫刻と絵画の境目が全く解りませんでした。描いた芸術家が凄いのか、それを描くだけの余裕を与え得るパトロンが凄いのか。まぁどっちもだろな。美術全盛の時代ってのはダテじゃない。うーむ。
バチカンを出てからは、サンタ・アンジェロ城を外から眺めつつ*4徒歩でトレビの泉に。人がいっぱい、コインもいっぱい。確か何か「コイン投げんな」的な表示があった気がするんですが・・・ちなみに俺は残念ながら特にコイン投げる意味*5も無かったので投げませんでした。その後は大分駆け足でカンピドリオ→フォロ・ロマーノコロッセオと回ろうとしたんですが、残念ながら時間切れ。後ろ二つは外から見るだけに留まりました。まぁそれでも十分に思い出にはなったんですが。フォロ・ロマーノは下手に入ったら遭難しそうな感じがしましたねー。んで代わりに地下教会があるとこを回ったり。何かもうダンジョンその物でした。地下水道やら壁画やら、無茶苦茶急な階段やら・・・その辺の壁に隠しスイッチとか無いか懸命に探しましたが時間の無駄でした。絶対魔王いるよアレ。名を奪われし王とかそんなん。・・・あー、ちなみに場所の名称は忘れました。観光する気あんのかカス。
ホテル戻ってからは流石にぐったりと。殆ど一日中歩き詰めの立ちっぱなしだったからなぁ。1ユーロチョイだったハイネケン*6を一本だけ開けてそのままおねむでした。断じて大富豪→過酷な罰ゲーム大会なんて物は行われておりません。
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フィレンツェ移動篇
さて3日目。フィレンツェへの移動日ですが、コロッセオくらいは見られんじゃねという事で朝一で見学。ローマで見た建物は基本的にすべて当てはまった気もしますが、何よりその大きさに感動しました。よくこんなん建てるよホント。ピラミッドなんかも見たらきっと同じ様な印象受けるんだろうなぁ。んで時間が余ったので、帰り道にあったマッジョーレ教会*7も見学。ステンドグラスが無茶苦茶綺麗でした。
で、そろそろ時間もヤバいという事でホテルを出て駅へ。電車を見つけ、さて乗るか。えーとチケットに書いてある指定席は・・・8号車か。8号車8号車・・・ 最後尾が1号車だったので、奥へ奥へと移動する日本人*7。客が擦れ違えないくらい狭い通路を抜け、さてようやく8号車だと扉を見たら、窓の奥には運転席
( ゚ν゚)? ・・・・・・(゚ν゚)??
いや意味解んないから。流石に無いから。何コレ、なんかドアと壁の間3/4辺りに入り込んだら8両目があるとかそういうホグワーツ式エントリを採用してんの?さっすがイタリア、魔法文明が進んでいらっしゃるぅってんなワケ無い。ていうかそもそも表示見たらなんか7両編成なんですよ、この電車。ねーよ。文字通り、車両が。
なんか聞いたら*8「いやー、お客少くて8両目出すの勿体ないから切っちゃった。テヘッ☆(要約)」との事。テヘッ☆じゃねーよ!勝手に俺が付けただけだけど!「た・・・旅先で起こった事を有りのまま話すぜ!『指定席を買った電車に乗ったら、指定した車両が丸ごと無かった』」何だよこのリアルポルナレフ。とりあえず旅行会社には後でそれなりの説明を求めようと思います。ちなみに、前述の通り列車自体はガラ空きだったので、どっかその辺座ってろということで落ち着きました。何だよこの国。
フィレンツェ徘徊篇へ続く。たぶん。

*1:例えば、金属探知器に引っ掛かっても「いいよいいよメンドいから」てな感じで通しちゃうくらい

*2:ていうかイタリアには本当にハトが多かった。上野公園といい勝負

*3:ライスタ王に俺はなる!的な時期。なれませんでしたが。

*4:何故かツタンカーメンが大量にいました。後偽ブランド品売ってる人も

*5:意味:枚数によって ローマに戻ってこれる、恋人と以下略、恋(ry。察して。お願い。

*6:ハイネケンに限らず、酒がどれも凄い安かったです

*7:一桁

*8:流石にこんなこと聞ける程に英語が達者な訳は勿論ないので、帰国子女の人に聞いて貰いました